私は数年前に離婚を経験しましたが、今では良き妻と出合うことができ、再婚し毎日つつましくも幸せに過ごしています。
しかし、離婚した当初は心が荒れに荒れており、すさんだ毎日を送っていました。
なぜこんなことになってしまったのか?
これから自分はどうなってしまうのか?
毎月の養育費の支払いもあり生活していけるのか…?
子供にはもう会えないのか?
会わない方が子供のためになるのか?
などなど…
悩みは尽きない状態で、心の中は常に重く苦しい状態だったのを思い出します。
離婚に至った経緯は人それぞれだと思いますが、私は子供と離れて暮らす事となり、養育費を払いながら子供の成長を陰ながら願い見守るという生活になりました。
そして数年が経ち、冒頭で話した通り私は再婚し、今では毎日つつましくも幸せに過ごしています。
(もちろん多少の悩みはありますが)
そこで今回は、私が離婚後に何を思ってどうやって立ち直ったのか、実際に行った離婚からの立ち直り方を書き連ねてみようと思います。
私の実体験を交えてます。下記の項目に当てはまる方の参考になればと思います。
- 離婚後、孤独感でとにかくつらい
- これから先が不安
- ほかの人はどうやって乗り越えたのか?
- 離婚した数年後どうなっているのか
離婚当初は何やっても心のモヤモヤは晴れない
離婚当初は何をやっても面白いはずがありません。
街を歩いても、
家に一人でいても、
仕事をしてても、
お酒を飲んでいても、
とにかくやるせない気持ちで胸がいっぱいでした。
だまっていると、負の感情で頭がいっぱいに埋め尽くされてしまう感じです。
今思い返すと、大切なのは無理に前向きになるのではなく、押し寄せてくる悲しい気持ちにを受け止め、むしろもう落ちるところまで落ちてしまった方がその後の立ち直りまで早く進むと思います。
自分の心に素直になり、まずは正常なメンタルに戻ることが最優先です。
上昇するためにも、まずは底辺まで落ち切ってやりましょう。
おっさんだって辛いときは辛くていいんです。
この時期は前向きに生きようとするもネガティブになってしまうのを繰り返す時期だと思います。
私も離婚当初、とにかく孤独感と虚無感が強かったですね。
多分、目つきや雰囲気にも出てしまっていたんじゃないでしょうか?
そこで私はこんなことで心を落ち着かせていました。
↓
自分の好きな事と向き合う
結婚生活中は子供もいたため、当然自分の趣味に時間をかけられるような生活ではありませんでした。
自分の好きな事をする時間がない生活を数年続けていたため、独り身になった時に久しぶりに趣味のギターや楽器屋巡りやライブハウスなどに行ったりしました。やってみるとやはり楽しくて時間を忘れて夢中になることができました。
やはり自分の心の欲求を無視して生活していたこと自体がストレスになり、離婚の一つの要因となっていたのかもしれません。
新しいことにチャレンジする
私の場合、これまであまり運動をしてこなかったので、ジム通いをはじめました。
体を動かすと、自然に気分も前向きになり、頭も心もスッキリするものです。
体を動かした後、お酒を大量に飲んでいたため、体形がよくなったかは微妙ですが、精神的には非常にいい効果をもたらしたと思います。
とにかく飲み歩いて気を紛らわす
離婚前は東京郊外に住んでいたのですが、離婚を機に都内へ引っ越しました。
にぎやかな繁華街に身を置く機会が増えた事もあり、仕事終わりにほぼ毎日一人で飲みに行き、ベロベロになって帰宅する、という生活を送っていました。
当時の堕落した生活スタイルはこんな感じでした…
仕事を終えて即飲み屋へ向かう
※立ち飲み屋から始まり、大体3件くらいハシゴする
↓
そのうち馴染みのお店ができる
↓
常連のおじさん達と仲良くなる
↓
一人で飲みに行っても店に行くと誰かしら飲み友達のおじさんがいる状態になる
↓
呑んでくだらない笑い話で気を紛らわす
↓
翌日になると、孤独感、虚無感、忘れていた怒りの感情がよみがえってきて、寂しくなりまた飲みに出かける
こんなしょうもない生活を半年近くやっていました。
しかし徐々に徐々に気づきはじめるのです。俺は何をやっているんだろうかと…。
結局これはお酒の力を借りたその場しのぎの気の紛らわし方に過ぎないんですよね。
私のような愚かな人間は痛い目に合わないと物事がよく分かりませんので、堕落した生活をしたおかげでようやくこのままではいけないと前を向いて将来の事を考えられるようになりました。
落ちるところまで落ちてようやく目が覚めた感じです。
ちなみにこの時、身の丈に合わない家賃(都内はすごく高い)、毎日の飲み代、ジム代、好き放題買い物したり遊んだりして、貯金が底を尽きそうになったという事もあります。
さらに金銭面に追い打ちをかける出来事もありました。
訳あって養育費を決めずに離婚にいたったのですが、公正証書作成後に正式に決まった養育費を半年分まとめて払ったので、本当に破産しかけました(笑)。
今思えば、この頃の一人飲み歩き生活で得たものは今の生活にかなり影響を与えていると思います。
出会いの場に行きまくる
一人で飲み歩いていた時期と並行してになりますが、一人飲みや独身の友人にお願い、もしくはこちらから誘ってなど、実に様々な手法で出会いの場に顔を出しました。
具体的にはこんな感じでした。
- 街コン
- 友人とコンパ
- 相席居酒屋
- ガールズバーに行く
- ガールズバーの女の子と飲み
- コリドー街でのナンパ飲み
- マッチングアプリ
- 一人飲みでのたまにある出会い
- 飲み友達のおじさんから女性を紹介して頂く
今思えばクズってますね…。そしてかなりアグレッシブですね。
サラリーマンならもっとちゃんと仕事に集中しろ!って思いますね。
そりゃ金なくなりますわ…
関東に住んでいない方向けにコリドー街について説明しよう!
コリドー街とは東京駅近くから銀座までのオシャレ飲食店が並ぶ通りの名称です。
現在の状況はよく分かりませんが、当時は男女共に出会いを求める場としてサラリーマンやOLに人気で、連日大賑わいでした。
何か行動をしていないと、頭の中がどんどん暗い事を考え始めて心が暗く沈んでいってしまうため、とにかく新しい出会いを求めていたんだと思います。
親しくなった女性と何度が二人で飲みに行ったりしたのですが、元妻に性格が似ている女性、お嬢様育ちの女性、看護師で肝がすわった女性など、実に様々な女性と出合うことができました。
その中で、自分に合う女性はどんな人なのか、実戦?で確認できたことが、のちの再婚に大きくつながったと思います。
男女関係で痛い目に合い、肌身で学んだ事があるため、次の恋愛に大きく生かすことができました。
色々ありましたが、今思えばコロナ前でよかったです(笑)
仕事に没頭する
ある程度自由に遊んで落ち着いた時、このままではダメだなと思うようになり、そこからは仕事に没頭するようになりました。
仕事に没頭せざるを得なかった、というのが本当のところかもしれません。
結局、飲み歩いたり出会いの場に数多く出向いても、現状は変わりません。そこで目の前のやるべき事をより集中して向かい合うことにしました。
絶対に幸せになると心に誓う
これもある程度時間が経ってからになりますが、この絶望的な状況(貯金底つきそう、バツイチ、養育費支払い、友達ゼロ)から抜け出し、絶対に幸せになってやると心に誓いました。
私の場合、決してキレイないい別れ方ではなく、憎しみを引きづったままの別れだったこともあり、一度「なぜこうなってしまったんだ」と考えてしまうと、そこから数日は底なし沼にハマったかのようにネガティブになってしまいます。
負の感情の連鎖が止まらなくなってしまうのです。
そこから吹っ切るためにも、絶対這い上がって幸せになってやると強く思いました。
まとめ
無理に立ち直ろうとする必要はない。
まずは自分の心に素直になって自分の感情を受け止めよう。
自分の趣味や仕事に没頭しよう、むしろ自分の好きな事に時間を使えるチャンスだ!
前向きな姿勢が次の出会いを呼び寄せる源になると信じて、
目の前の事を前向きにがんばろう。
みなさま色々な理由で離婚に至ってしまったと思いますが、離婚というしんどい経験で学んだ事があるはずです。
肌身で感じとった経験はアドバンテージとなり必ずこれからの人生で役に立ちます。
今、辛い思いをしている皆様、
下手こいてからが人生かもしれません。
笑い話が一つ増えたと笑い飛ばせる日が来ることを心より願っています。
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